少林寺拳法は少林拳に非ず?Posted by:システム管理
こんにちは。今週のインスパイア ブログ担当の村田です。
さて、本日12月22日は冬至ということで外もますます寒くなっておりますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
12月はクリスマスで素敵な雰囲気を味わいつつ、年の終わりのしみじみとした空気を感じられる素敵な季節ですが、今回のブログも季節感を全く無視した武の小話にしようと思います。
少林拳とは?
少林拳は中国武術の泰斗・嵩山少林寺の武術と言われています。
数ある中国拳法の中でも歴史が1000年以上ある正統派と呼ばれるのが少林武術で、お坊さんたちが外敵からお寺や資産を守るために編み出した、禅の修行としてとりいれた当諸説ありますがとにかく有名な拳法です。
少林72芸と呼ばれるだけあって極めるのには数十年かかるそうです。
一方、
少林寺拳法とは?
こちらはなんと戦後日本で生まれた拳法なのです。
名前はもちろん嵩山少林寺の名前にあやっかたそうなのですが
創始者である宗道臣氏が様々な武芸を組み合わせて今の形にしたそうなのですが実両区的であったため、今では世界中に拳士がいるようなこれまた有名なものになっています。
いろいろ違いがありますが、一番面白いのが理念です。
少林拳はいかに急所に打ち込むかに対し、少林寺拳法は
健全な肉体と精神をはぐくませるために発展させる目的なものなので、敵を制すというよりは護身に長けています。
肉体を酷使する攻めの中国・少林拳と
若者の健全な育成に 日本・少林寺拳法
ここらへんにも文化の違いが出てきて面白いですよね。
どちらに興味を持ってもよい精神、よい指導者に出会えることを願っております。
それではまた。