はじめての行動経済学②Posted by:システム管理
こんにちは。
インスパイアの岡安です。
前回に続き経済は感情で動くという本から、今回「無料」というキーワードで身近にありそうな営業のお話です。
皆さん、期間限定で無料で使えるサービスって良く聞くことはないでしょうか。
なぜ、無料というキーワードに人は惹かれるのか。その行動心理とはどんなものがあるのか。ひとつ面白いと思ったらのでご紹介させていただきます。
例えば……通販での試供品の提供というものがあり「使ってダメなら一週間以内で返品してください。お値段は無料です」というもの。
正直、試しにという事で利用したことがあります。導入しやすいというものがありついつい使ってしまいます。ただ、使った後返品したという事が余り思いつきません。
ここには、保有効果という一度「自分のもの」にすると、人は手放すときには二倍以上の「値段・価値」をつける。結果、なかなか辞めるという事がし難くなるそうです。当然、返品や解約が面倒になってしまうケースもあるかもしれません。
ここ最近では、月額料金のみで利用出来るサービスが増えています。音楽や動画、Office等のソフトなどなど、僕もいくつか利用していますが、やはり最初のきっかけは初回無料に誘われかもしれません。しかもどれも現在利用中です。
無料というキーワードは、本当に便利で良いものです。皆さんも利用する際は、一度保有効果というものがあるんだと、引いて考えてみると良いかもしれません。
営業としては、最後の決断をしてもらう際の押しになるかもしれません。
ではまた。