一風堂で辛味モヤシばっか食う奴は卑しいPosted by:システム管理
インスパイアのナーバス担当である本多賢哉の文句のコーナー。
悪い言葉に敏感な人や何かとWEB上での表現に目くじら立てがちなアナタは回れ右‼️
突然ですが皆さん
ラーメン屋とか行って、テーブルの上にあるアレをすぐ手に取ったりしてないだろうか
例えば博多ラーメンの店とかやと高菜とか
一風堂やと辛味モヤシ
美味しい
ついつい取りがち
そんな取ってどうすん…替え玉もするやん
なんでそんなに卑しいのか?!
いくらサービスとはいえ 見苦しくはないか…
ラーメンを食べに来たのに、味の濃い前菜をこれまでかという量貪った挙句、
もう口内に何を放り込んでも味が変わってしまう状況下で、あなたはアツアツの細麺(ハリガネ)を流し込まんとする
頭がおかしいとしか思えない
何故、800円も払って食ってる上質(だと信じたい)なラーメンが、あなたの意図しない味にさせられなければいけないのだろうか
あなたは何故手元にあるソレで自分を貶める真似をするのか?
例えばこんな人がいた
青山一丁目、吉野家のテーブル
もう、この『吉野家のテーブル』という、文脈上でしか意味を持ち得ないトマソンが、ここまでを読んだあなたの想像の通りの世界を描こうとしているではないか
つまるところ、青山のとある場所にある吉野家でのワンシーン、ひとりの中年男性と相席
この男性の丼を観る
丼を覆い尽くすが如く載せられた紅生姜、それは未だ序の口
“つゆだく”
この人には恐らく人前にいるという自覚がない
そして多分この人は“つゆだく”が本当に好きなわけじゃない…
絶対に言いたいだけだ…この人は、“つゆだく”と発することが他を圧倒するとでも思っているのであろう
恥ずかしげも無くオーダー出来るということでマウンティングし、それをこれ見よがしに態度にしているのである 多分 いや絶対…
そして極めつきはコレ
“ギョク”
コンプライアンスが許すなら残酷な表現も厭わない覚悟である 俺はコイツを許さない
“ギョク”とは即ち『玉(ぎょく)』、タマゴのことであるが、この呼び方は通でしか発せないワードであり、余程急いでいる築地店の常連くらいしか滅多に使わない
青山の一等地に構えた、ブリブリのオボッチャマ君に対して 山陰地方の方言をぶつけるようなモンである(山陰の方のクレーム受け付けてます)
それを、あたかも共通言語かのように振る舞い、スタッフが解らずに困惑する姿を見て楽しんでいるのである
ここまで来ると悪趣味というか、サイコパスの域ではとも思える
“つゆだく”更に“アタマの大盛り”にした上で、“ギョク”をオーダーし、その上テーブルにある紅生姜をこれでもかと言わんばかりに載せる
悪食(あくじき)の極みである
かつて『食いしん坊』という漫画に、悪食をフューチャーした回があった
カツカレーや鰻丼、ステーキに猫舌だからと水をかけたり サイダーと混ぜたり…と書くだけでも苦痛なシーンがあり
極端な話でもなんでもなく、まさにそのシーンそのもので、俺は言葉を失った
一風堂の辛味モヤシや博多ラーメンの高菜の食い過ぎ現象と近しいものを感じてしまうのがつらい
卑しいと言ってはニュアンスが伝わらないだろう
もはや“オカシイ”のだ
外苑前の美しい並木とは裏腹に
青山の一角では、観るも聞くも悍ましい負の感情の渦が、ブルジョワジーを、ワーキングプアを、そして俺を支配していった…
続く