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ザク切り武学(私解) その2Posted by:システム管理

こんにちは。インスパイアのMです。

さて、今回も武術について綴ってみようと思います。
武術といっても様々ですが僕が趣味として取り組んでいるのは中国の武術。
前回は武術ってなんだ?から始まるさわりの部分と、ちょっと突っ込んだ歴史的なことをざっくり綴りましたが、今回は発勁について触れてみます。
(私的な意見もありますのでご容赦ください。)

皆様は発勁という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
発勁」とは、「勁を発する」という意味なのですが、そもそも「勁」とは何なのでしょうか。

今や「発勁」というカンフー用語が一人歩きをしてしまい、軽く打っただけで相手を何メートルも吹っ飛ばすとか、体表を傷つけずに内臓を破壊するとか誇大な表現が横行して、ますます分かりづらくなっていますが、

要は「力を出す」程度のものです。
その流派によって千差万別するものなのでたくさんの勁がありますが、映画のように触れずにものを破壊したり等はできません。

本当にただ力を出すだけなので
私もよく、発勁してみて!やってみて!等言われることがあるのですが実際に勁を発する動きをしても、ほーんこんなものか。程度で終わってしまうものなので、わちゃわちゃ激しい動きを付けたし発勁をかくしてしまいます。(力不足が7割ですが)
ですので、普通に思いっきり拳を突き出した方がダメージはあります。

が、中には目に見える発勁もあります。
寸勁と呼ばれる所謂ブルース・リーの使うワンインチパンチです。
3センチの距離から相手を吹っ飛ばしてしまうと言われるパンチです。
参考動画を置いておきますね。


 

中国のおじいちゃんがものすごく近くにある板をわるだけですが、この動画を使って解説させていただきます。

まず、注目していただきたいのが拳から肩にかけての線です。
縦券にして手首を固めやすくし、続いて肘と肩を一直線上になるように関節を固めます。
この各関節を固めることがキモで力の分散を防ぐのです。
そうすることで、拡散する衝撃をなるべく1点に集中させて貫通力を挙げている(と思う)のです。

ちなみに、これは食らっても後に飛ぶだけで痛くはありませんが、人にはなるべく攻撃しないように…(笑)

もし、試したい方がいらっしゃれば
何かドアを閉める際に試してみてはいかがでしょうか。(掌でお願いします)

掌に伝わる衝撃がドーン!!ではなく、ストンっだったら成功です。

それではまた次回。

 

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