上弦の月を喰べる花火Posted by:システム管理
みなさま、久方ぶりでございます。
インスパイアの喜多です。
夏です。サマーです。ストップザシーズンインザサーンです。
地を灼く熱気と纏わりつく湿気のダブルパンチで身も心もベーコンのように燻されている私ですが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
季節としては残炎の候に当たりますが、残り火にしてはいささか火力が強い今日この頃。肉に火を通すには十分な余熱となっておりますので、みなさまもローストビーフにならないようお気を付けください。
さてさて、さてでございます。
私事ではございますが、先日花火大会に行ってまいりました。
花火大会なんて実に数年ぶり。
どっきどきにわっくわくでそっわそわしながら会場に向かいました。
が、しかし。
駅に着くとそこには見渡す限りの人人人。
スクランブル交差点に行くと心がスクランブルしてしまう私は久々の人混みを前に、こんな人数これまでどこに隠れてたのさ?とわけのわからない思いを走らせてしまうほど錯乱しておりました。
が、しかし。
そんな不安を花火のごとくかっ飛ばす希望の使者が私の目の前に次第に姿を現してくれました。
そう、出店です。
幼いころからの祭りの象徴。楽しさの権化、出店屋台。
いくつになっても心が踊ります。
みなさま方は出店でいつも何を食べられますか。
私のお気に入りはなんといっても「はしまき」です。
私は西の生まれなのである程度なじみの深い食べものでしたが、以外とこちらの方ではあまり知られていないようで。
簡単に言うならば、箸に巻いたお好み焼きです。
お好み焼きとの違いを挙げるならば、記事が少しもちもちしているところ。
あとはまあ細かい違いはあるのでしょうが、誤差の範囲内ですよたぶん。
なにはともあれとにかく美味しいそして食べやすい。
祭りのために生まれ、祭りのために生きる、祭りのためのソウルフード、はしまき。(※個人の感想です)
これを祭りの日に食べない理由はあるでしょうか、いや、ない。
みなさまもお祭りにご参加の際はぜひ、はしまきを探してみてください!(なおこちらの内容は個人の感想が10割で書かれているためノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。)
それではみなさま、また次の季節に!
P.S.
戸田と言えばもう一つ。
私は高校時代にレガッタをやっていたのですが、戸田はこのボート競技の聖地であり、たくさんの大学の艇庫が並んでいました。
余所見もせずただ部活に打ち込んだ三年間を思い出し、あんな時代もあったんだと思い出す一方で、あの頃の自分だって今の自分と同じ人間なんだと思い出しました。
年を経て変わった部分も多分にありますが、心の奥底にまだ変わっていない自分がいる気がして、急になんだって出来るような、そんな気分になりました。
自分が頑張った軌跡に触れて、自分が頑張ったことが確かにあったことを思い出して、寂しさと力強さが混ざり合う、こんな気分も悪くないなと思いました。