こんばんは。
インスパイアの奈良です。
本日は、いい天気でしたが、朝は冷え込みましたね。
風邪ひかないように気をつけましょう。
今回は、私が好きな言葉、意識している言葉について書かせていただきます。
前職の上司でGE(ゼネラルエレクトリック)出身の方(Sさん)がいらっしゃいました。
歳は私より30歳ほど上の大先輩です。
GEといえば、言わずと知れた、あのトーマス・エジソンが設立した会社です。
1981年にジャック・ウェルチ氏がCEOに就任し、
経営危機に陥っていた同企業を建て直しました。
そのジャック・ウェルチ氏が『変化をチャンスとして捉える』と提唱していたそうです。
Sさんの口癖も『変化をチャンスとして捉える』でした。
Sさんの加入は組織に大きなインパクトを与えてくださいました。
当時、私は東証一部上場企業の人事部に所属していました。
私たち責任者はスピード感をもって、さまざまなことを吸収しながら人事戦略を打ち出していると
自負しておりました。
そこに加入したSさんから発せられる言葉は非常に厳しいものでした。
新しい取組みにチャレンジしていると思っていたのは我々だけでした。
Sさんの目には、20代、30代の若いメンバーが中心の組織は、
「良くも悪くも自分たちを信じており、新しい考え方に懐疑的で、チャレンジしようとせず、
凝り固まった集団」と映ったようです。
そんな我々にSさんが放った言葉が、
『成長の機会を自分たちで逸している』
『変化をチャンスとして捉えよ』
『変わることを畏れるな』
『現状維持は衰退だ』
でした。
強烈に否定をされ、組織としては亀裂が生じ、様々な問題が噴出することとなり、
一時はどうなることかと思いました。
しかし、超一流企業で数百億の予算責任者として、組織マネジメントしていたSさんはおかまいなし。
後から考えると、彼の掌で転がされていただけであったと思います。
組織に新たな考え方が徐々に浸透し、多方面に発散していたことが収束に向かい、
各個人並びに組織が強くなっていく姿を目の当たりにしました。
生産性が上がり、様々なことにチャレンジしていく風土になっていきました。
『変化をチャンスとして捉える』ということを実践していかなければ、
そのような成長はなかったことでしょう。
個人にせよ、企業にせよ、周囲が成長している中、自分だけが現状維持を貫いたら、それは衰退です。
同列、もしくは下にいたはずなのに、気づけば見上げる存在になってしまっているということですよね。
この時から私は、『変化をチャンスとして捉える』という言葉が大好きになりました。
そして常に意識するようにしています。
組織に属していれば、当然、戦略や戦術の変更もありますし、外部要因により変化を求められることもあります。
そんな時に、今まではこうだった。とか過去それはやったことがある。といったネガティブな発想からは、
何も生まれません。
そのようなときほど、いち早く変化することが重要であるということを身をもって味わいました。
また、自分と違う考え方や取組みをしている人や、自身が所属する事業や企業と競合にあたる企業の取組み、
または、競合ではない企業から積極的に、学び、私自身が取り込めることを探すようになりました。
先輩や同年齢の方からだけではなく、後輩や部下からも学ぶこともあります。
変化をチャンスとして捉えるという概念から、役職や年齢にこだわらず吸収できるものはしていこうという思考です。
弊社の社訓にもありますが、『謙虚で素直な気持ちを持って行動すべし』ということを地で行くものかなと思います。
私は、成長が止まることは怖いことだと思っています。
だから、m成長を止めたくない。
人生100年時代と言われている昨今において、40代はまだまだ折り返し手前です。
諦めることなく成長していきたいと考えています。
企業や事業側面においても変化をチャンスとして捉える捉えることで、
新たなビジネスチャンスやビジネスモデルが生まれることでしょう。
まさに今、このコロナ禍において、『ニューノーマル』、『DX』ということが取りざたされています。
今までの当たり前が当たり前じゃなくなる中、嘆いているだけでは淘汰されるでしょう。
この大変革期に何ができるか、模索し変化していくものだけが生き残っていくのだと思います。
かの、ダーウィンも、
『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。』
と言っています。
私個人としてもインスパイアとしても、この大きな変化をチャンスとして捉え、
大きな成長を遂げることができるよう精進していければと思います。
『変化をチャンスとして捉える』
『謙虚で素直な気持ちをもって行動する』
若手メンバーの角度高い成長速度に負けぬよう、私自身も成長し続けていきたい。
そう思う今日この頃です。
最後まで読んでいただいた皆様、ありがとうございます。